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2012/05/14

自転車について語るときに僕が語ること

ロードバイクに乗りはじめてわずか一ヶ月足らずです。僭越ながら語ります。


【日本の幹線道路は自転車の走る道ではない】
この日曜日、カーネーションでも買って届けようかと思い、チャリで府中から川越まで帰ろうとした時のこと。これまで横浜、目黒・品川経由の両国までの遠乗りを果たした僕は、あえなく16号沿いを北上中に挫折しました。いやーこの道走るのホントつまんない。

横浜や都内方面に出る時は、必ず途中まで多摩サイクリングロードを通ります。青空が見えるほど天気が良くて、気温が15℃くらいだともう最高。何歳でも青春の日々に戻れるひと時です。都内に出る時は、二子玉川をすぎたあたりで目黒通りに入ります。これも学生の時に、ママチャリで目黒まで行く時に通ってた道。排気ガスとかそんな気にならなくて、東急バスと競争してる間に目黒までつきます。山手線内に入ったらもうこっちのもん。どこ走っても観光客気分で楽しめます。皇居はもちろんのこと、渋谷、銀座、六本木、など、皆が精一杯オシャレして買い物やデートに繰り出す様を横目に、ヘルメット・サングラス・ガチロードバイクで駆け抜けるのは格別。ビバ・天邪鬼。


それに引き換え、環八、16号なんかの、ちょっと外側の幹線道路の面白くなさったら!迫り来る排気ガス、バスや原チャとの攻防戦、一つ二つおきに必ず赤になる信号機、云々。リア充な大学生の日々を綴ったドラマの、ミスチルが歌ってる主題歌の歌詞に出てきそう。

日本の道路に自転車専用道がないのは周知(羞恥)の事実。政治家みんな自転車はじめたらいいよ。有酸素運動と移り行く景色から右脳が刺激されることで、発想がクリエイティブになる。筋肉質になって、モゴモゴつまんないこと言うだけじゃなく、言ったこと実行するための土壌もできる。綺麗な空気を吸って、自然と戯れて、そこにいる素敵な人々と戯れること。そういう経験をした政治家は、自然と素敵な提案もできると思う。

自転車をはじめた時は、自転車に乗ることは移動手段であって、目的ではないと決めてました。でもこの国の道路は思ってた以上に自転車での移動に向いていないので、目的にシフトしようと思います。輪行旅行にも行ってみよう。


【夜間飛行に似てる】
読んでない人は、サン・テグジュペリの『夜間飛行』を読むこと。マスターピースです。僕はハイティーンの誕生日に、母からもらいました。



自転車は2人で行くのが楽しい。これは1人で乗る自転車の性格からして、逆説的。でもこれには、精神的・物理的に理由があります。


まずは物理的な方から。自転車をはじめた人なら、風圧シールドなる言葉を聞いたことがあるかと。前を走る人にピタリとくっついて走ると、後ろを走る人は風をほとんど感じずに走ることができる。前後を交互に交代して走ることで、2+2=5くらいの速度・距離を走ることができます。

精神的な方は、辛い時に声かけあえるし、綺麗な景色を共有できるし。同じくらいの体力の2人でいくと、適度な競争心もあいまってめちゃ楽しいんやないかな。


あとは孤独な魂の連帯感。特に夜、真っ暗な中の多摩川沿いや多摩ニュータウンなんかを自転車で走ると、めちゃ孤独です。暗いし、1人だし。そこにその孤独を共有してくれる人がいるってだけで、なんだか救われた気になります。この辺が夜間飛行に似てる。発動機の音にかき消されて、無線でしゃべらないとパートナーに声が届かない、夜間飛行機のパイロット。でも彼らは孤独を愛し、それを共有するパートナーと、地上の管制局を愛する。

話それるけど、多摩ニュータウンを夜走った時は、山のきつさとあまりのひと気のなさに泣きそうになった。夜歩いてる人は1人も見かけない。時速15kmで疾走するタヌキを1匹見ただけだった。人は住んでるけど山だから、音はない。ただただ無音。耳もとで鳴る風切り音も、山の無音でかき消されそうだった。東京で、ここほど自動車に依存しないとたどり着けない土地もなかなかない。この先震災とかで通信が途絶したら、誰も現状把握できないかもしれない。

【生身の人間の移動能力を極限まで引き出してくれる】
平地で平均時速20km、追い風や条件が整うと時速30〜40kmくらい出る。一般ピーポーでこれだけの速度を引き出せるのは、ロードバイク以外ないのではなかろうか。特に走りはじめて1時間前後経ったあとの、自転車と身体が一体になった感覚は何にも代え難い。強いて言うなら深くハマったときのセックスくらいか。笑

ではでは、今週も良い日々を。


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