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2012/06/30

会社員生活十三週目 ~技術は人の意志が継承する~

今週からちゃんと業務が始まった。

  • 【新入社員の愛されっぷり半端ない】
上司がマンツーマンでOJTしてくれる。最初は再度座学から入ったのだけど、業務時間8時間弱中5時間も付いてくれるっていう充実っぷり。人柄も合ってるし、2年目も同期感覚で接することができるし、良すぎる。反面、そんなに時間をかけなくても新人研修できるようなシステムを作っても良い。うちの会社、とにかくシステム化が弱い。ボスが言ってたけど、新しいことをしようとするリスクを極力避ける傾向がある、と。案の定システムを更新する労力って膨大で、よっぽどのことじゃないとメリットが割に合わない。気をつけなきゃいけないのは、あと3~5年すると、むしろその一見煩雑なシステムの方が保守的で効率的だと捉えるようになるところ。怖い怖い。

仕事内容は、真新しさもあってか面白そうに見える。ただクリエイティブな仕事ではなさそうなため、それを求める心にどう折り合いをつけるか。全部保守的だから、もっと攻めたことをやりたいかもしれないって気持ちは大事にしなきゃ。少なくとも今週一週間で、この部署でどういう働き方をしてる人になりたいっていうイメージはできた。


  • 【技術は人の意志が継承する】
とある宇宙の技術のハナシ。最初はそれを国が発注して、その技術は世界でも唯一になった。ところが発注が単発だった上、他への応用もしにくいものだったため、それを苦労して作ったエンジニアたちは気づくと分散してしまい、今ではその製品を再現することは実質難しいのだという。なんだか非常にもったいない。


…横道にそれますが、でもこれって何が問題

◇そもそも、技術が残らないことって問題
→使われない技術って残してもしゃーないよね。でも、問題かそうじゃないかは戦略によって変わる。

企業内に技術が残らなかったことが問題?その技術が残るように、技術を応用した製品を作ったほうが良かったのか?
→「技術を残すこと」は博物館の仕事であり、営利企業は「それを使った製品を売ること、ないしは売れる技術を確保すること」が仕事。売れないのであればそういう製品を作り続ける理由がなくて、その結果技術が失われたとしても、それはメーカーの経営上の合理的な判断だから仕方ない。

「国内に」「世界に唯一の」技術が残らなかったことが問題?その技術が残るように、国として戦略的に製品を発注し続けるべきだったのか?
→多分これはそうじゃない?この技術は、将来日本や世界のどっかの国が、宇宙でこーゆーコトをするときに必要になる可能性がある。その時に技術を持ってるってことは、切り札として使えるかもしれない。でも資源が限られてる国だから、取捨選択はしなきゃいけない。国だろうが営利企業だろうが、技術を残すためのコストは払わなきゃいけない。


閑話休題、
技術を残そうと思うと、文章を残すだけじゃダメで、その技術を知ってる人がその技術に触れ続ける以外に方法がない。そのためには、その技術に対してお金を払い続けるなり、その技術者がい続けるモチベーションを保たなければならない。それをするか否かは結局意思決定者の判断にかかっています。同じように、日本は元々技術立国だったわけじゃなくて、技術国であろうとした誰かの判断の結果こうなっているのです。きっと。人の意志が途切れた瞬間、いつでもそれは崩れうる。


  • 【理想の組織は自分で作るしかない】
企業とか、大学とか、ボランティア団体とか、所属する組織って、いろいろ課題が見つかるもの。でもきっと、組織って動いてるだけでそれはもう大変なこと。頭が上がりません。で、組織を変えるのって大抵の場合すごい労力を必要として、カイゼンの結果って微々たるものだったりする。だから、上の言葉を最近ひしひしと感じる。

研修中、4人のチームでものづくりをするってのがあった。最も完成度が高く、同時にオリジナリティもあったチームは、1人の圧倒的にできるやつの、完全なトップダウンだった。僕は技術屋だらけのチームで、教科書通りのプロジェクトマネジメントを行おうとして、結局完成度は80%くらいだった。ものづくりにおいては、ストーリーを内包するリーダーによるトップダウンの方が、労働力の最適配置に重点を置いた全員参加よりも良いのかもしれない。

…否、労働力のマネジメントをするためのプロジェクトマネージャーと、ストーリーを持っていて、意思決定の責任を持つディレクターとがいるべき。


  • 【夢が現実に?】
小学生から中学生にかけて、宇宙絡みの新聞記事をスクラップしてた。上司と雑談をすると、そんな記事に載ってたコトの話になって、「あぁ、それ作った人、オレの同期であそこの部署にいますよ」とか、「昔の仕事柄、宇宙飛行士と飲みに行ったことがある」、とか。たまにテンションが上がると、あぁ、僕は今昔夢見てたところにいるのかもな、って思ったりする。んで仕事をしようとパソコンにしばらく向かうと、これはやっぱ違うわ、ってなったりもする。笑

上の人が辞める前に、なるべく多くの人から昔の話を聞き出したい!

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