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2012/08/03

品質保証というお仕事 その1

明日から一週間の夏休みなので、その前にお仕事のお話を。

4月に入社して、6月に品質保証の部署に配属になった。部署の主な仕事内容は、品質保証のためのQMS(Quality Management System)の維持・推進・改善、そして各プロジェクトの不具合処置責任。ここで不具合とは、要求されてる事柄を製品が満足できてないこと。不具合処置とは、まず不具合の原因を調査して、対策を検討し、実施すること。なんとなく調子が悪いことじゃなくって、きちんと定義があるのです。

先輩から、「品質保証部の仕事は、社内では警察であり裁判官、社外に対しては担当者の弁護士にもなる」と言われたのが象徴的。

不具合の仕事の最初は、原因究明。不具合が発生したぞーってのが現場から品質保証部に投げ込まれると、「事件です」って具合に捜査が始まる。現場を荒らす前に現地へ直行して状況を確認し、担当者から聞き取りを行い、何が不具合なのか、そしてその真因を調査する。どこまで深く見るかは制約によって変わるけれど、最深は業務時の忙しさ、部署の風通し、書類審査の体制なんかに踏み込むこともあるかもしれない。難しいと思うのは、不具合ってあくまでミスなので、疑わしき人が無意識に隠そうとすること。
「あんた、この図面書いたんだろう。そんときにここんとこの確認怠らなかったかい。ええ吐いちまいなこの野郎。」
「し、知らないっす!この書類は隣の助さんが確認してるはずでして。あっしもどこかで見たかもしれないんですが。。」
てな感じ。

仕事の否定と、人格否定をごっちゃにしちゃうのって誰も幸せにならない。人間は誰しもミスを犯すもので、そのミスってのは大抵その場その場の合理的判断に基づいていること。ミスのための原因究明と、ミスをした人を責めることは全く別問題であること。このへんを合理的にわかっててくれると捜査もしやすいんだけど、子供の頃からの減点方式の価値基準に染まってるからかなんなのか、不具合対策会議に参加した全員が幸せな気分で会議を終えるのってめちゃくちゃ難しい。せめて甘いお菓子でも置いとけばいいと思うんだけど。

以上、品質保証と警察の類似点でした。
弁護士のお仕事はまだ体験してないので、したらまた書きます。
午後も頑張るぞー。

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