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2012/11/21

3Dプリンターでディアゴスティーニ

まずはこちらをご覧あれ。

A sandstone block built from lego, blending real objects with 3d prints from Greg Petchkovsky on Vimeo.

現在の3Dプリンターとは、紫外線を当てると硬化する特殊な樹脂を使って、様々な立体形状を簡単に作ることができる機械のことだ。これ自体は新しいものではなくて、昔見学した造船所では、フィンのプロトタイプを作るのに昔から使用していた。最近色々なところで耳にするのは、これの廉価版が出始めたこと、様々な3D CADソフトに対応するようになったことで、一般のユーザーの手にも届きやすくなったことが理由だと思っている。

これで何ができるか。プラスチックで様々な形のプロトタイプを素早く作ることができる。
ドラえもんの道具みたいに、思ったものがなんでも作れたら本来の3Dプリンターになるんだけど、現在はその原理ゆえに素材が決まっている。これが現在の3Dプリンターの一番大きな制約だと思う。

とすると、何に使うのが効果的か。

(1)様々なデザインのプロトタイプを作ること

とある企業で、プロトタイプを3Dプリンターで作って、設計工程を短縮させた。やった!工数削減だ!
…でもさ、実際の製品と同じ材料でたたき台をつくらない製品なんかないわけで、企業が責任をもって売り出す製品開発プロセスの中で、3Dプリンターが削減できるのは外観を決めるプロセスのみ。これが非常に大事になるコンシューマプロダクツでは効くんでしょうか。

モノづくり好きな人が個人購入したらどうか。きっとすぐ飽きちゃうんじゃないかな。3Dプリンターはなんでも作れちゃうわけなので、よっぽどの人じゃないとアイディアの方が先に枯れてしまう気がする。だからカフェに置いておいて共同で使えるようにするってのは良い立場なのでは。

モノづくりが趣味の友達に聞いたところ、プロトタイプを作る場合は、Amazonで安く買えるプラ板を加工して作るんだそうな。さすがタミヤ、手広い。


様々な人からデザインを募集する。昔授業で、一番固有振動数の高い翼を設計して、優勝した人はそれを3Dプリンターで実際に作ってもらえるというのがあった。同じように、デザインを広く世間から募集する一介に使えないか。…でも素材が異なるのに、形だけ手にとって試したいモノってなんだ?よっぽど形状が複雑なパーツ。うーん。

(2)プラスチックの材料のまま完成品として使えるもの

上のビデオが良い例。身の回りの物のある程度大きさがあるもののちょっとした補修なら、かけた場所を写真にとって埋めるパーツができるようになるソフトが出るかもしれない。
今100均で売っているほとんどの商品がプラスチック製なので、それらは全てこれで作った個性的なデザインのものに置き換わるかもしれない。

(1)(2)組み合わせて、様々なデザインで、プラスチックの材料のまま完成品として使えるもの

例えばパズル。様々な形を必要として、プラスチックの材料のまま完成品として使える。
でも平面のままじゃつまんないから、プラモデルなんかいいんじゃない?
プリンターを受信機として使って、毎日決まった時間にプリンターがパーツを一つづつ吐き出すの。

ということで、僕の頭の中では、3Dプリンターの一番面白い使い方は、ディアゴスティーニのパーツが3Dプリンターに送られてくること、となりました。雑誌を読むのと同じように、プリンターを受信機として使って、自分の想像力を外から無理やり侵入して来たアイディアで凌駕されるところ、定期的に物体が部屋の中で勝手に出来上がるワクワク感、あたりが売りです。

求むアイディア。

【参考】
モノづくりカフェまとめ http://matome.naver.jp/odai/2133650730128735601
パズリカ対談 http://bp.shogakukan.co.jp/puzzlica/t010/t010/index.html


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