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2013/01/17

読書録:『プレイフル・ラーニング』

『プレイフル・ラーニング』 上田信行×中原淳


<あらすじ>

 上田さんは、楽しい学び(プレイフル・ラーニング)をテーマに様々な実践を伴いながら研究を続けてきた人。「ワークショップ」という言葉を現在の意味に落としたのも彼だといわれる。前半は、上田さんの対談の中で70、80、90年代の、特にアメリカはハーバード大を舞台にした、最先端の「学び」がどう変遷してきたかが語られる。後半は、その知見を活かしたいくつかのワークショップの例が示される。

 ざっくりまとめると、70年代の学びは、スプートニクショックをきっかけに、システマティックで効率的に物事を学習する、科学的な教授方法が初めて考えだされた年代。80年代は、「いかに効率的に教えるか」から、「どのような環境なら学びが創発されるか」という問いになった時代。90年代以降は、他者と助けあったり、協調することで学びがより効果的に得られる、というように、学びの中で他者の存在に視線が行くようになった時代。

<感想>

 僕は趣味で、モデルロケットをみんなでわいわい飛ばす会を開催している。その場をより楽しくしたい!でも何をどうすれば。。。という問いが、本書を読んだキッカケ。

 そもそもロケット会を始めたのは修士2年の冬。
  • それなりに頑張っているのに世間の目にさらされることの少ない研究内容を、少しでも多くの人に見せたかった(自分のストレス解消)
  • アウトリーチに元々興味があり、派手なモデルロケットは教材としてうってつけだと思ったから(アウトリーチ)
…あたりを目的として、モデルロケットの講座、打ち合げ、をやってきた。教えたいことを先生が教授する、上で言う70年代の学びのスタイル。大きな目的は上記のとおりだとして、ロケット会単体の目的はモデルロケットの原理を理解し、安全に打ち上げを行うこと、だったのでこの形式を取らざるを得ないってのもある。


 それに飽きたらず、案外人が集まったのを良い事に、「ロケットをキッカケに集まった人が交流できるようにしよう」と考えた時に挫折した。上手いこと交流が創発される場を作りきれず、友達同士が友達同士で固まっちゃう会になってしまった。会自体は上記の通り講義方式だったので、当然っちゃ当然かも。目的が「ロケットの教授」と「交流」の二兎を追った結果、どっちつかずの会になったのだと思います。


 そんな中、案外面白かったのは、「光るロケットが飛んでいくところを写真に撮ったら、空に絵が書けるんじゃね?」プロジェクト。大体参加が固まっていたメンバーをコアにして、夜の多摩川に集まり、電装を用意する人、撮影班、ロケット打ち上げ班、全体取り仕切り役、等と役割分担を行い、わいわい打ち上げを行った。思えばこれは、特に何を学ぶかを意図せずして、学びや印象に残る経験を創発する場作りが、良い問いと舞台装置のお陰でできていたのだと思う。本の中に、人間にメモリやキーボードの役割をさせて、コンピュータの機能を模擬させる、という実験が出てきたけれど、それに似ている。


 この会の最も面白いところは、手軽なモノづくりを一生懸命体験し、成果が打ち上げ成功の可否っていう、めちゃくちゃわかりやすいところで出る、という流れを手軽に体験できることだと再認識しました。モノづくりの部分で、何を作るか(「光るロケットで描かれた写真」のような)を面白く創出するところ、良質なモノづくりの体験を提供すること、に注力しよう。


 あとはこの活動を通じて、いろんな面白い人たちと知り合うことができた。この先はロケットにこだわらず、そういう人たちが自分の好きなことについて話し、ワクワクが伝播するような、何がしか意図的な飲み会のようなこともしたい。


この本のおかげで、これまで経験を元に試行錯誤してきた活動を体系化する視点を持てた気がします。


2013/01/14

ママチャリグランプリ 2012最終戦

あけましておめでとうございます。今年はまさかの27歳になります。
毎年もっと歳相応にならないと!と思いながらも実年齢より幼い見た目と行動してる気がします。
今後ともよろしくお願いします。

新年一本目は、去年も参加したママチャリグランプリの報告から。

【参考】
去年のエントリー ~ママチャリグランプリ2011~
大会公式ページ

去年の公式PRビデオ

~*~*~

スーパーママチャリグランプリとは、スーパーフォーミュラのコースである富士スピードウェイでママチャリレースしちゃおう、というノリの良い大会です。1チーム最大10人までで、今年は1300チーム強が参加ってあたりからも熱狂ぶりが伝わるかと。この面白さはこの面白さは参加してみないとわからない。

とりあえず紙芝居形式で紹介。
今年も前日深夜入り。目的は、ピット近くでBBQ会場を取るため。
零下の深夜の駐車場がアウトドア技術の見本市と化す。
今年は一緒に行った某研究室チームの、「野宿が趣味」という子の
テントのお陰で広大な面積を無事ゲット。
スタートは去年と同じくAM8:00。スタート直後は皆団子。
10人チームで、一周10分前後のコースを4回くらい走ることになる。
「サーキット走るの楽しみ!うずうずするぜ!」は大抵1週目まで。
あとは己との戦い。
これはホームストレートからコース中盤を見下ろしたとこ。アップダウンの激しさがわかろうかと。

ピットは2ヶ所あって、坂を登り切ったとこのホームストレート沿いと、坂を降りきった、この写真のところ。
降りきったとこのほうが、後半に楽な下り坂が来るので「軟弱者ピット」と呼ばれてます。
どちらを取るかもチームの戦略次第。

チームごとのコンセプトは、BBQ重視派、コスプレ派、ガチ勝負など様々。
ガチ勝負派になりきれなかった我々の反省点は、レース仕様のママチャリを選びきれなかったこと。
知り合いのチームは軽いチャリを選んだ上、スタンドを外してた。ママチャリの意味なしw
ちなみにカゴは必要です。低姿勢でなるべく前をつかむために。
ピットは混雑し、コース上から自分のチームを見つけるのが結構大変。
目印が必要です。隣のチームの目印はハイセンスでした。
色々な表彰があるのだけど、今年のコスプレ部門は圧巻でした。
…と思ったら優勝チームのブログ見つけた!!
http://strong-smile.laff.jp/blog/
芸人さんのチームだったのね。
毎年斜め上を行くコスプレはあるのだけど、この発想はすごい!!
コースを掃除する?なんか意味あるのかな。シュール。
僕は可愛いR2-D2と写真が取れてご満悦。
ママチャリで最高4~50km/h、7時間耐久のレースは過酷。
当然クラッシュも続出。救急車もピーポー言ってた。
今年からラップ計測はセンサを足首に巻く方式になっていて、
センサをコース上に落とす事故も複数あった模様。
ホームストレートに向かう登り坂が一番きついのだけど、
その正面には富士山が見えるのです。圧巻。
こんな楽しいレースに、来年はあなたも出てみませんか??



去年は初めてでおんぶにだっこだったのに対し、今年はチームの手配人として参加しました。
改善点は、去年はピット泊だったのに対し、今年は大きめな車で車中泊にしたこと。ピットで寝るより断然快適。
この大会はかなり準備が物を言うので、経験者がいると

反省点は、鍋やBBQ用に何人か配置すること。今年は全員選手だったので、なかなか鍋をやる暇がなかった。7時間って意外とあっという間。あとはチャリの選び方。軽いチャリが良いのと、ハンドルは断然トンボ型が良い。このあたりのママチャリに対する変なこだわりが出るのもこの大会の面白さ。

このブログを書くために、去年の記事を見返したら、去年は1周9分半で回っていたと。今年の自己ベストは多分9分50秒ちょい。
ホームストレートの速度も、去年は35km/h出てたらしいけど、今年は瞬間最高で34km/hでした。精進します。

そんな訳で多分来年も参加します。面白いことが好きな人、是非一緒に出てみませんか??

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