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2013/02/15

会社員日記11.5ヶ月目 ~品質保証というお仕事 その3~

品質保証グループに配属されて、品質保証って何だろうってずっと考えている。

以下、Wikipediaからの抜粋

  職業としての品質管理 [編集]

  • 製造業のある程度以上の規模の企業においては、専ら上述の活動を行う人が置かれることも多い。すなわち「品質管理」という職種が存在する。企業によりその業務範囲はそれなりに異なりはするが、例えば、①出荷前の製品の検査を行ったり、品質に関する記録をとったり、品質に関して顧客からクレームが寄せられた時などにはその原因を分析し、改善案を社内向けに提出したりするようなことを行ったりする。
  • しかしながら、品質管理部という名称の部署を設けるのは誤解による。つまり、②品質管理は、結果を作りこむためのプロセスの管理をいうのであって、結果やプロセスの是非を点検・確認だけの業務は品質管理ではない。
  • 他方、全社の作り込みプロセスが正常に機能し、正常な結果をアウトプットしているかどうかを知りたい利害関係人がいる。いわゆるステイク・ホルダーである。③彼らは、直接に作り込みプロセスや結果を調査することはできないので、誰かが代行して調査点検し、問題が起きないか、起きた場合の処置は適切か、などを判断し処置を確認して報告し記録を保管して閲覧に供しなければならない。この役目を負うのが品質保証部である。故に、職業としての品質保証なる業務は存在する。

システムエンジニアリングのV字モデルがあります。あ、以降、本記事ではシステムエンジニアリング情報館をちょくちょく引用させて頂きます。

上記①のうち、特に検査はV字モデルの右側、つくられた製品の検証をする工程を指す。②はV字モデル全体の管理のことを、③は全体の監視及び報告の義務があると言っている。このへんを着眼点に、業務内容をまとめた文書に、ISO規格(国内ではJIS規格)がある。

ISO規格とは、国際標準化機構が作った標準のこと。先人が作った仕組みの叡智を結集し、将来のお仕事が円滑に捗るようにつくられたもの。ジャンルは様々あり、一覧はこちら(またWikipediaから引用)

その中に、ハードウェア開発をする企業向け品質保証マネジメントシステムの標準として、ISO9000, 9001(それぞれJIS Q 9000, 9001に対応)がある。高品質が要求される航空宇宙防衛分野は特別で、ISO 9000に業界特有の要求を加えたIAQG 9100 (JIS Q 9100:注:リンクはPDFが開きます)がある。

疑問だったのは、JIS Q 9000にしてもJIS Q 9100にしても、製品開発工程がシステマティックに定義されていたこと。これってつまり、製品開発工程が標準化された企業向けのQMSじゃない?独自のやり方で開発している企業に、開発工程に言及した品質保証体系を押し付けても、うまくいくわけ無いじゃない。もしかして、ISO/JIS Q 9100って、開発工程側の標準を取得している企業に対応しているんじゃないの?それを国際規格の波に負けじと乗り込もうとした日系企業は、品質保証だけを無批判に取り込もんじゃったんじゃないの?

…と思って改めて調べたら、上記情報館に答えが書いてあった。あるんですね、ものつくり標準、システムエンジニアリング標準が。

JIS Q 9000は、製品実現工程がシステムエンジニアリングの考え方によって整備されている組織に対して、初めて効果を発揮するんだと思います。この半年の経験を見ても、古き良き日本のやり方と共存はできない。改善することはできるとしても。

…まだ不勉強なのが、PMBOKがここで言っているシステムエンジニアリングの考え方を包含してるかってこと。


JIS Q 9000番台の資格のみもつうちの会社にいながら、上記問いに至ったのは、システムエンジニアリングの講義を聞いて、下記の疑問が産まれたこと。

【問い1】
(不具合は避けられない、ってかむしろ正解を出すために必要なものだってこと)×(後々全体に大きな影響を出さないために、最低限不具合を出してもいい段階があるってこと)⇒不具合を出しちゃいけない段階で出ちゃった不具合が、不具合を出してもいい段階で出るようになるためにはどうしたら良いか。

【問い2】
(不具合の定義は出来上がった成果物が要求を満たせないこと)×(V字プロセスは要求と成果物を細分化するモデルだってこと)⇒不具合がV字プロセスのどの段階で作りこまれているかを見れば、改善点も見えてくるんじゃないか。どうやってそれを見るか、に知識と手間が要りそうだけど。

特に【問い2】の最後が肝で、うちも不具合をたくさん集計してるんだけど、それが何を意味するかを考えないまま闇雲に集計しているように見えたこと。

効率よく仕事して、豊かな時間を過ごしながら稼げるようになりたい。

【関連記事】
品質保証というお仕事 その1
品質保証というお仕事 その2+α


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